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【国際】水インフラ大手ザイレム、ユニセフの新型コロナ対策を支援。安全な水や衛生環境提供

 水インフラ世界大手米ザイレムは5月13日、国連児童基金(UNICEF)の新型コロナウイルス感染症対策を支援するパートナーシップを発表した。水及び衛生面から低所得者層の衛生対策に協力する。

 新型コロナウイルス感染症の予防対策では、手洗いが重要とされているが、世界には日常的に手洗いができない人が多い。UNICEFによると、世界人口の40%にあたる30億人が、石けんと水で手を洗う設備が自宅にない。発展途上国の4分の3近くの人々は、基本的な手洗い設備が自宅にない。世界の47%の学校には石けんと水で手を洗う設備がなく、医療施設の16%は、患者が治療を受ける場所にまともなトイレや手洗い設備がない。

 ザイレムは、2008年から、世界の水資源の安全性確保や、水関連の問題に関する教育を行う同社イニシアチブ「ザイレム・ウォーターマーク」を開始。2019年には、3カ年目標であった従業員10万人時のボランティア活動の実施を達成。同社のグローバルでの従業員16,000人の45%がボランティア活動に参加した。ザイレムは、2025年目標を掲げており、その中に「低所得者層2,000万世帯にクリーンな水と衛生へのアクセスを提供する」「従業員時間の1%と会社利益の1%を水関連の教育分野に寄付する」という項目もあり、今回のその活動の一貫。

 UNICEFも、過去10年間、水と衛生(WASH)委員会を中心に、世界の衛生対策を支援してきた。新型コロナウイルス・パンデミックが発生してからは、低所得世帯の健康改善を目的に、リスク許容量の低い国を対象に、医療施設、学校、家庭、コミュニティへの水と衛生環境と感染防止管理(IPC)の確保を実施。影響力を世界中に拡大してきた。

 ザイレムとUNICEFは、社会的に立場の弱い子どもや世帯に対し、安全な水や衛生環境を直接提供。UNICEFのコミュニティ健康プログラムおよび若者との対話イニシアチブの支援も行う。

【参照ページ】新型肺炎 30億人が家で手洗いできず 世界の4割、ユニセフが警告
【参照ページ】Xylem and UNICEF partner to provide COVID-19 relief and safe water for children, families in vulnerable communities around the world

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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