米証券取引所ナスダックは5月14日、銀行や機関投資家向けのESGデータ提供サービス「ナスダックESGフットプリント」をリリースしたと発表した。60のデータソースからESG関連データを取得。13,000銘柄からスタートする。
今回のサービスは、ESGデータを集約し、APIまたはCSV、PDFの形で提供。投資判断やエンゲージメントで活用できるようにした。データソースは、S&Pグローバル、Trucost、トムソン・ロイター、フォーブス、世界銀行、CHRB、Know The Chain、Climate Action 100+、EIU、トランスペアレンシー・インターナショナル、Diversity Inc.、Ranking Ditital Rights、BHRRC、フリーダム・ハウス、ETHISPHERE、EQUILAR、glassdoor、CR、As You Sow、Institute for Agriculture and Trade Policy(IATP)、Institute on Taxation and Economic Policy(ITEP)、tax justice network、EU Sanctions Map、PGGM、Actiam、AFL-CIO、Wespath、ノルウェー銀行、ストアブランド、ウィキペディア等。NGOや機関投資家の独自データを数多く対象にしている点が目新しい。ローデータだけでなく、機械学習技術も活用しているという。
掲載データは、二酸化炭素排出量、廃棄物量、再生可能エネルギー利用率、人権侵害、児童労働関与、コントラバーシャル・セクター、腐敗、BEPS(税源侵食・利益移転)、取締役ダイバーシティ等。
同サービスの第1号の購入者は、フィンランドのノルデア銀行で、同社の顧客向けに提供する。
ナスダックは近年、グリーンボンド市場の透明性を高めるグローバルプラットフォーム「ナスダックサステナブルボンドネットワーク」、上場企業のサステナビリティレポーティングを簡素化するプラットフォーム「Nasdaq OneReport」、ESGレポーティングガイド等、ESG関連サービスを矢継ぎ早にリリースしている。
【参照ページ】Nasdaq Launches Service to Track Environmental, Social, and Governance Impact
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