議決権行使助言世界大手米ISSのESG評価部門ISS ESGは5月5日、国連持続可能な開発目標(SDGs)でのインパクトを評価した新たな評価レポーティング・サービス「ISS ESG SDG Impact Rating」をリリースしたと発表した。翌月には同評価を活用したインデックス「SDG Impact Index」のリリースも予定している。
今回の評価では、バリューチェーン全体でのネガティブ・インパクトの評価とともに、製品・サービスによるポジティブのインパクトと、コントラバーシャルな案件(不祥事)に対する対応状況を踏まえ、インパクトを測定。各テーマ毎のスコアと全体スコアを付与する。
今回のサービスは、近年、機関投資家から、生物多様性、気候変動、ジェンダー平等、健康等の分野へのインパクトを目的とした投資機会が増えており、その需要に応えるサービスだという。世界6,500社のスコアリングから開始し、今後拡大していく見込み。スコアは、ISS ESGのデータ・プラットフォームであるDataDeskを通じても閲覧できるようになる。
ISS ESGは、SDGsゴール3の「健康とウェルビーイング」を例に説明。88%の製薬会社は目標3でポジティブ・インパクトをもたらしているが、事業オペレーションや不祥事への対応までを考慮すると、目標3で十分にポジティブ・インパクトを生み出している企業は38%にまで減少。46%はポジティブ・インパクトが少ししかないと判断された。
【参照ページ】ISS ESG Launches New SDG Impact Rating
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