鉄鋼サステナビリティ国際団体ResponsibleSteelは4月28日、初のワーキンググループ会合を開催。認証資源採掘や製鉄業界、鉄製品ユーザー企業等から約60人が出席。同団体が進める鉄鋼サステナビリティ認証について意見を交わした。
今回の会合では、当初予定を変更し、全てオンライン上で実施された。まず4月22日に、鉄鋼製品、二酸化炭素排出量、原材料の3つのワーキンググープの会合を開催。4月24日には合同セッションも開催した。
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【参考】【国際】ResponsibleSteel、認証機関と監査機関の申請受付開始。保証マニュアルも公表(2020年1月19日)
ResponsibleSteelの現在の加盟企業は、アルセロール・ミタル、ブルースコープ・スチール、フェストアルピーネ、オウトクンプ、Aperam、VAMA、BMW、ダイムラー、HBM、HSBCの10社。加盟NGOは、国際自然保護連合(IUCN)、CDP、The Climate Group(TCG)、We Mean Busienss、マイティー・アース、ファウナ&フローラ・インターナショナル、インダストリオール・グローバルユニオン。アソシエイトして、責任ある鉱業の保証のためのイニシアチブ(IRMA)、国際錫協会(ITA)、各国の鉄鋼関連業界。
4月に入ってからも加盟企業が相次いでいる。BHP、Australian Steel Mill Services、ニッケル協会、気候債券イニシアチブ(CBI)、オーストラリア・グリーンビルディング協議会(GBCA)が加盟した。日本企業や日本の業界団体は今のところ加盟していない。
今後の流れは、製鉄サステナビリティ認証「ResponsibleSteel Standard」の改訂案の作成作業に入り、その後30日間パブリックコメントを募集する。
【参照ページ】ResponsibleSteel™ Steel Product Certification Working Groups
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