日野自動車は4月23日、商用電気自動車(EV)開発で、電気自動車(EV)世界大手の中国のBYD(比亜迪)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
日野自動車は、トヨタ自動車が株式50.2%を保有するトヨタグループの1社。トヨタ自動車も2019年7月、EV開発でBYDとの提携を発表。トヨタグループ全体でBYDとのパートナーシップを加速しているといえる。
【参考】【日本】トヨタ自動車、中国EV最大手BYDとEV車体・電池の開発で提携。中国市場狙う(2019年7月22日)
BYDは、1995年にバッテリーの研究開発および製造会社として設立。その後、モーター、半導体デバイス、電子制御等のEVの中核部品を手掛け、EVの乗用車や商用車、フォークリフト、バッテリー等も製造するようになった。商用車では、2011年に深圳で電気バス「BYD K9」の営業運行が開始。その後EVバスは、50以上の国・地域で活用されており、累計販売台数は5万台を超え世界トップ。
日野自動車は今回、パートナーシップはまずは個別のEV製品の開発から協業を始め、さらには両社の知見を活用し、EVの普及促進に向けて販売面や周辺事業においても協力していく計画と表明した。日野自動車は、これまでハイブリッド技術には注力していたが、電気自動車では出遅れていた。
【参照ページ】BYDと日野、商用EV開発を中心とする戦略的パートナーシップ契約を締結
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