世界銀行グループの国際復興開発銀行(IBRD)は4月15日、新型コロナウイルス・パンデミックに対する各国政府を支援するため、サステナビリティボンドを80億米ドル(約8,600億円)発行した。国際機関による機関債として史上最大の発行額となった。さらに続けて4月16日、同様にサステナビリティボンドを30億ユーロ(約3,500億円)発行した。
4月15日の米ドル建てボンドは、年限5年。金利は半期利払いで0.625%。スプレッドは米国債+36.5bps。主幹事は、バークレイズ、BMOキャピタル・マーケッツ、シティグループ、TDセキュリティーズ。190投資家から125億米ドル分の注文が入った。最終購入者は、中央銀行等63%、銀行・企業19%、機関投資家18%。地域割合は、アジア46%、欧州29%、米州20%、中東・アフリカ5%。
4月16日のユーロ建てボンドは、年限8年。金利は0.01%。スプレッドはドイツ国債+58.8bps。主幹事は、BNPパリバ、ドイツ銀行、JPモルガン、ナティクシス。80以上の投資家から注文が入った。最終購入者は、中央銀行等47%、銀行・企業39%、機関投資家14%。地域割合は、欧州65%、アジア27%、英国6%、米州2%。
双方とも、国際資本市場協会(ICMA)のサステナビリティボンド・ガイドライン(SBS)に準拠。またルクセンブルク証券取引所に上場された。
【参照ページ】World Bank Raises Record-breaking USD8 Billion from Global Investors to Support its Member Countries
【参照ページ】World Bank Prices a Euro 3 billion 8-Year Benchmark to Support Programs in Member Countries
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