金融インデックス開発世界大手米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスと投資運用世界大手米ブラックロックは4月22日、米株式指数S&P500を対象としたブラックロックの上場投資信託(ETF)シリーズ「iShares」で、新たにESG投資型のETF「iShares Sustainable ETFs」を共同開発すると発表した。
iShares Sustainable ETFsは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが管理し、ブラックロックのiSharesが排他的使用権を得る。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスはこれまでもiShares向けのインデックスを提供してきたが、ESG投資型のインデックスをiSharesのライセンス提供するのは今回が初となる。
iSharesは、ESG投資型のETFを今年だけですでに16本リリースしており、総数は105。今後S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスとの共同開発のものも含め、今年末までに本数を150にまで伸ばすことを目標としている。2030年までには、ESG型のiSharesの運用資産残高は1兆ドルから1.2兆ドルにまで伸長すると見込んでいる。
ブラックロックは、ESG投資型ETFが今後成長する要因として、リスク調整後リターンを向上させることが見えてきたことや、ESGデータが活用しやすくなったことを挙げた。また、従来ESG投資は手数料の高いアクティブ運用が一般的だったため、ETF化することでコスト競争力を発揮しやすくなるとし、ETFに強いブラックロックとしても有望な市場であるとの見方を明らかにした。
【参照ページ】S&P DJI Creates New Sustainable Version of S&P 500 for iShares
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