ESG評価世界大手米サステイナリティクスは4月21日、モーニングスターの完全子会社になることで合意したと発表した。2020年第3四半期のM&A完了を目指す。
モーニングスターとサステナリティクスは、2016年から連携を開始し、サステイナリティクスのESG評価データを活用したファンドのスコアリング等を実施してきた。モーニングスターは2017年にサステイナリティクスの株式約40%を有効的に取得。今回の合意で、残りの約60%も取得し、完全子会社とする。
今回のM&Aの対価は現金。まずM&A完了時に5,500ユーロを支払い、さらに2021年と2022年にはサステイナリティクスの前年売上に基づき追加支払する。満額が支払となると、サステナリティクスの企業価値は1.7億ユーロ(約180億円)と算定されることになる。
サステイナリティクスは、現在172ヶ国2万社のESG評価を実施。データ販売先は4万社にも及ぶ。モーニングスターは、今後さらにサステイナリティクスの事業強化のための投資を継続していく考え。
ESG評価では、金融サービスプロバイダー大手がESG評価会社を傘下に収め、資本力を強化。競争が激化している。
【参照ページ】Morningstar to Acquire Sustainalytics and Expand Access to ESG Research, Data, and Analytics for Investors Worldwide
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