フードデリバリー大手のライドオンエクスプレスホールディングスと出前館の2社は4月7日、新型コロナウイルス・パンデミックによる市場環境の変化に対応し、宅配業務の人員で出向を受け入れる「飲食店向け緊急雇用シェア」を実施。休業、営業縮小を余儀なくされている飲食店を支援すると発表した。在宅者が増えたことで、フードデリバリーの需要が高まっている。
ファインダインは、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、レストラン宅配代行サービス「ファインダイン」等をグループ企業として運営。出前館は、LINEとの資本提携を3月27日に発表したばかり。LINEは、グループのNAVER J.Hubと共同出資している未来Fund有限責任事業組合とLINE本体とので合計300億円を出前館に出資し、持ち株比率は、LINE35.87%、未来Fund25.05%と過半を超えた。LINEは、宅配事業名も「LINEデリマ」から「出前館」に変更した上で、テイクアウトサービス「LINEポケオ」も出前館に統合し、出前館を中核に据えた事業再編を実施している。
飲食店向け緊急雇用シェアでは、従業員の受け入れを希望する飲食店が両社の問い合わせフォームから連絡。必要情報を共有した後、ライドオンエクスプレスホールディングスと出前館で出向受け入れ先の有無を含めた調整を行う。出向元の雇用需要が回復した後は、速やかに出向を終了できるようにする。
厚生労働省の雇用調整助成金は、出向でも活用することができる。
【参照ページ】ライドオンエクスプレスと出前館 「飲食店向け緊急雇用シェア」を実施!
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