国際結核肺疾患予防連合(IUATLD)は4月3日、新型コロナウイルス・パンデミックに関し、世界の喫煙者13億人と、たばこ起因の疾患の多い後進国・中進国に対し深い憂慮を表明した。喫煙は新型コロナウイルスでの症状が重くなる可能性があると禁煙を呼びかけた。国際結核肺疾患予防連合は、呼吸系医師の国際団体。
IUATLDは、喫煙は元々、主要な生活習慣病として認識されている上に、現段階では非常に危険な行為と指摘。新型コロナウイルスでは、心臓病、糖尿病、慢性呼吸器疾患、がん等の疾患社では重症になりやすいと世界保健機関(WHO)が報告している中、喫煙はこのような症状をもたらすと警鐘を鳴らした。さらに喫煙は免疫システムを弱め、新型コロナウイルスに感染しやすくなるリスクもあるとした。
さらにIUATLDは、たばこ企業が今日、ブログやSNS等で、喫煙と新型コロナウイルスとの関連性を否定する情報を発信をしていることに対しても深い懸念を示した。各国政府に対し、WHOのたばこ規制枠組条約に則り、科学的根拠に基づく政策の導入を要請した。
【参照ページ】The Union’s statement on COVID-19 and Smoking
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