ESG評価世界大手蘭Sustainalytics(サステイナリティクス)は3月27日、新型コロナウイルス・パンデミックについて、各国での対応力やこれまでの実効性を評価、分析した。分析では、Sustainalyticsの「政府実効性スコア」を用いた。
これまで感染者数の多い10カ国を分析したところ、同社の政府実効性スコアと、感染者数の間にはある程度の負の相関関係があることがわかった。同スコアが60点弱の中国とイタリアでは、感染者数が非常に多い。一方、スコアが高い、EU諸国やスイス、韓国等は感染者数が比較的少なく収まっている。但し、分析で用いた感染者数は、総数を用いており、各国ごとの人口数は考慮されていない。ちなみに分析日は3月23日。
またSustainalyticsは、政府実効性スコアが、各国での経済対策にも影響を与える可能性があるとした。中国とイタリアは、経済対策の全面導入に遅れが出ているという。但し、今後、状況は変わる可能性もあり、中国は、インフラ投資拡大による経済刺激策を発表する見通し。イタリアは、失業支援やコロナウイルスで打撃を受けた企業への補償25億ユーロを拠出する計画を発表していることにも触れた。
【参照ページ】Coronavirus: Assessing the Effectiveness of Government Responses
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