スウェーデン金融大手SEBは3月20日、新型コロナウイルス・パンデミックスで影響を受ける発展途上国の人々を支援するプロジェクトを資金使途とするソーシャルボンド30億スウェーデンクローナ(約320億円)をアレンジしたと発表した。
世界銀行は3月17日、発展途上国の企業及び政府に対する支援策として、緊急ファイナンス・パッケージを140億米ドル(約1.5兆円)展開することを決定。そのうちIFCが80億米ドル(約8,800億円)分を担当し、主に発展途上国の金融機関支援に投入する。今回のソーシャルボンドはそのための資金調達に当てられる。
IFCの金融機関向けファイナンスの狙いは、サプライチェーンの確保のため、企業向けの貿易金融、運転資金融資、中長期融資を支えることが狙い。また、観光業や製造業等の既存の融資先企業や、医療関係産業にも融資する。
今回発行のソーシャルボンドは、スウェーデンの職域年金基金Alecta、保険大手Folksam、銀行大手Länsförsäkringarが購入した。
【参照ページ】SEB arranged issuance of bond for coronavirus crisis support
【参照ページ】IFC Increases COVID-19 Support to $8 Billion to Sustain Private Sector Companies and Livelihoods in Developing Countries
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