みずほ銀行は3月16日、タイ化学大手インドラマに対し、サステナビリティ・リンクローン2億5,500万米ドル(約270億円)をシンジケートローンの形式で単独でアレンジしたと発表した。契約期間は5年。
インドラマは、タイを本拠とし、6大陸世界33ヵ国でグローバルに事業を展開する石油化学大手。ペットボトルの原料になるポリエチレン・テレフタレート(PET)の世界最大手生産者で、PET事業の他、オレフィン誘導品事業、繊維事業が主な事業。インドラマは近年 PET樹脂のリサイクル事業にも注力しており、2025年までにはインドラマ社のリサイクル水準を大幅に向上することを目指している。
今回の融資は、Indorama Ventures Global Servicesを借入人、Indorama Venturesを保証人とするスキーム。リンクローンのKPIは、「グローバルに信頼性の高い第三者機関が評価するESGスコア」とし、詳細は明かさなかった。KPIが一定水準に達すると金利を引き下げる。
シンジケートには、地方銀行、生命保険会社、外国銀行の在日支店等が参加。第一生命保険も参加し約11億円を融資。日本の生命保険会社のリンクローン融資は今回が初となった。
【参照ページ】タイ企業に対するサステナビリティ・リンク・ニンジャローン契約締結について
【参照ページ】国内生保初となるサステナビリティ・リンク・ローンへの融資
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