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【日本】新型コロナ専門家会議、自粛が必要な3条件を発表。守らなければ爆発的患者急増の危険

 首相官邸に設置された新型コロナウイルス感染症対策本部の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(専門家会議)は3月19日、現状の分析と提言をまとめた「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を発表した。

 同文書では、過去の集団感染発生ケースから帰納法的に導いた結論として、引き続き国内での行動抑制が必要となる条件について、(1)換気の悪い密閉空間、(2)人が密集している、(3)近距離離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われる、の3つが同時に重なる場合と設定。その場合には、イベントや集会等を避けるべきとした。特に、全国から不特定多数の人々が集まるイベントは要注意とした。

 もしこれらを避けない場合には、感染に気づかない人たちによるクラスター(患者集団)が断続的に発生し、その大規模化や連鎖が生じ、最終的にはオーバーシュート(爆発的患者急増)が起こりかねないとした。その場合には、人の移動を著しく制限する「ロックダウン」のような劇薬が必要となるため、3つの条件が重なる場合には、大規模集会を避けるよう伝えた。

 3つの条件については、専門会会議は3月9日発表の「新型コロナウイルス感染症対策の見解」でも伝えていた。その際、3つの条件を避けるための行動として、

  • 換気を励行する:窓のある環境では、可能であれば 2 方向の窓を同時に開け、換気を励行します。ただ、どの程度の換気が十分であるかの確立したエビデンスはまだ十分にありません。
  • 人の密度を下げる:人が多く集まる場合には、会場の広さを確保し、お互いの距離を1~2m程度あけるなどして、人の密度を減らす。
  • 近距離での会話や発声、高唱を避ける:周囲の人が近距離で発声するような場を避けてください。やむを得ず近距離での会話が必要な場合には、自分から飛沫を飛ばさないよう、咳エチケットの要領でマスクを装着するかします。

としている。満員電車については、「近距離での会話や発声」には該当しないとして、3つの条件を同時に満たすものではないとした。

【参照ページ】「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日)
【参照ページ】「新型コロナウイルス感染症対策の見解」

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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