ケニア保険規制庁は3月13日、同国内の保険会社と協議の結果、新型コロナウイルス感染症を任意健康保険の保険適用の対象とすることに合意したと発表した。ケニアでの標準的な任意健康保険は、エピデミックやパンデミックを保険適用外としているが、今回の合意により、保険が適用されることが決まった。
ケニアでは同日、初の感染者が発生。感染者は、米国から英ロンドン経由で帰国したケニア人。ケニア保険協会は先に、規定通りにパンデミックと認定された場合は、保険適用の対象外となる考えを示していたが、今回政府に同意した形。
ケニア保険協会は、パンデミックとなると保険適用外とする保険契約となっている理由について、パンデミックで保険金支払いが殺到すれば、保険会社自身が倒産してしまう恐れがあるためとした。ケニアでは、健康保険事業は赤字事業として知られており、保険会社にとっては負担の大きい事業。背景には、保険料の下げ圧力、高額な医療費、保険請求詐欺等の課題がある。
ケニアでパンデミックが広がれば、保険会社の負担が大きくなっていく。
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