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【国際】ゲイツ財団、マスターカード等、新型コロナウイルス対抗医薬品の開発促進で130億円拠出

 米ビル&メリンダ・ゲイツ財団、英医療系公益団体ウェルカム・トラスト、米マスターカードの3者は3月10日、新型コロナウイルスに対処するため製薬会社や医療機関を支援するためのファンドを設立し、対策医薬品の普及促進を実現するためのプロジェクト「COVID-19 Therapeutics Accelerator」を開始したと発表した。3者がシードマネーとして合計1.25億米ドル(約130億円)を拠出する。ワクチンの開発や、長期的な感染予防に役立てる。

 1.25億米ドルのうち、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とウェルカム・トラストが5,000万米ドルずつ、マスターカードの「マスターカード・インパクト・ファンド」が2,500万米ドルを拠出。ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2月、合計1億米ドルの資金拠出を表明していたが、今回の拠出はその一環。

 同プロジェクトは、世界保健機関(WHO)、政府、民間企業、NGO等と協働し、医薬品の開発や生産能力拡大に関係するプログラムに直接的に資金を供給する。製薬会社やバイオ企業は重要なパートナーと位置づけ、今回の活動に自主的に参加し情報共有するよう呼びかけていく。またワクチン承認及び生産プロセスを短くするため、各国の政府当局にも協力を呼びかける。通常の認可プロセスだと1年以上の期間を要する見通しだが、それでは遅すぎると判断した。

【参照ページ】Bill & Melinda Gates Foundation, Wellcome and Mastercard Launch Initiative to Speed Development and Access to Therapies for COVID-19

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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