金融世界大手スイスUBSと金融情報大手米ブルームバーグは2月27日、次世代の女性リーダー育成に取り組むイニシアチブ「Girls Take Finance」を発表した。世界各地で14歳から18歳の女性を対象に、金融市場の知識を教え、ビジネス、金融、テクノロジー分野でのキャリア形成を支援する。
2019年3月にはじまった「Girls Take」のイニシアチブは元々、UBS、ブルームバーグ、運用世界大手米ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが共同で1日限定のキャリア指導イベント「Girls Take Wall Street」をニューヨークで初めて開催し、100人を超える女子高校生を召集した。また同年10月にはインドのムンバイで「Girls Take Dalal Street」を、アーメダバードで「Girls Take GIFT City」を開催し、おなじく約150人の若い女性の参加を集った。
2年目となる今年は、イベント開催地を世界の主要金融都市へと拡大。フランクフルト、ジャカルタ、ヨハネスブルク、ロンドン、サンフランシスコ、サンパウロ、シドニー、チューリッヒ、ムンバイ、インド初のスマートシティープロジェクト「グジャラート国際金融テックシティー(GIFTシティー)」で予定をしている。
UBSとブルームバーグは昨年同様に各地域のNGOと協力してイベントを進めるが、今年は、キャリアアップと人脈作りに特化したワークショップ、専門家を交えたパネルディスカッション、金融業界での多岐に渡るキャリア形成に関するトークを加えて開催する。
UBSとブルームバーグは「Girls Take」イニシアチブ以外にも、次世代を担う若者の教育支援に向け、教育機関への資金援助や従業員による慈善活動も実施している。UBSはロンドンにある中高等学校「The Bridge Academy」、アメリカのオンライン教育「Keys To Your Future: College and Career Readiness」、スイスのNPO経済教育支援「Young Enterprise Switzerland」等と提携し、低所得の学生のキャリア支援や大学への寄付として約1,000万米ドル以上(約10億円)を拠出。ブルームバーグは世界中の女性に対し、メンター、インターンシップ、キャリア準備のワークショップを提供をしている。
【参照ページ】UBS and Bloomberg launch “Girls Take Finance” in 12 cities globally to inspire teenage girls to be the next generation of female leaders
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