国際オリンピック委員会(IOC)は2月26日、新型コロナウイルスの影響で2020年東京夏期オリンピックが中止になった場合に備え、8.98億米ドル(約990億円)の積立基金があることを明らかにした。万が一の事態に備えての用意だという。
今回のファンドは、オリンピックに収益を依存する各種スポーツの国際連盟をサポートするために設置された。この種のスポーツ連盟には、柔道、バレーボール、水球などがあるという。
積立基金は2001年に1.05億米ドルで設定され、2008年までに4.22億米ドル積み立てられていた。過去4年間のIOCの歳入は57億米ドルで、そのうち73%が夏季五輪や冬季五輪の放映権に依存している。獲得した歳入のうち5.4億米ドルは各種スポーツの国際連盟に、5.4億米ドルは各国のオリンピック委員会に拠出されている。オリンピックが中止になった場合、IOCの歳入が激減し、各スポーツ関連機関に資金拠出ができなくなる場合に備え、積立がされている。
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