環境省は2月10日、冷媒に使われているフルオロカーボン(フロン)のライフサイクルマネジメントに関する国際イニシアチブを設立した。フロンは温室効果ガスの一つで気候変動を悪化させる物質。使用時の漏えいや廃棄時の大気放出などを含め、ライフサイクル全体を通してフロンの排出抑制に取り組む。
同イニシアチブでは、具体的な取組やイノベーションを促進し、政府、民間部門、国際機関とともに、各主体の相互利益のための協働活動を進める。フルオロカーボンのライフサイクルマネジメントの強化を支援し、既存の活動や枠組みとも連携する。
発足時の参加機関は、日本、フランス、シンガポール、ベトナム、ニュージーランド、モンゴル、チリ、モルジブの8ヵ国政府、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)、短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候変動と大気汚染防止の国際パートナーシップ(CCAC)。参加企業は、アサダ、ダイキン工業、パナソニック、前川製作所、丸紅、三井・ケマーズ フロロプロダクツ、ローソン、日本フルオロカーボン協会、日本冷凍空調工業会、日本冷凍空調設備工業連合会と、日本の企業や業界団体のみ。今後海外企業も参加していくかは不明。
【参照ページ】フルオロカーボン・イニシアティブの設立について
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