米環境サービス大手Ecolabは1月30日、水資源関連企業向けの水リスク評価ツール「Water Risk Monetizer」をアップデートしたと発表した。改修には、マイクロソフトとTrucostが協力。最新の水リスク・データを盛り込んだ。
同ツールは、水資源量や水質に関するデータを活用し、水資源の価値を金額換算できるとともに、複数の水マネジメント戦略での投資リターン(ROI)も計算することができる。また機会を捉え、リスクを低減するための改善分野も示される。
【参考】【国際】EcoLabとTrucost、水リスク定量評価ツールを更新。地域ごとの水質評価も可能に(2017年4月1日)
今回のアップデートでは、世界資源研究所(WRI)の「Aqueduct Water Risk Atlas」の最新データに情報をアップデートするとともに、GDP人口モデルや、水価格データも更新した。
【参考】【国際】WRI、農業・食品の水ストレス・マッピングツール「Aqueduct Food」のβ版リリース。40品目以上(2019年11月29日)
同ツールは、さらに2020年中に次の改修を予定している。新版では、施設単位でのスマート水マネジメントを導入した行動計画の提案、地域の水課題についての文脈に基づくアプローチ、産業ベンチマーク等が搭載される計画。
【参照ページ】Ecolab's Water Risk Monetizer Updates Global Water Data to Reflect Current Trends
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