米サステナビリティ第三者認証機関SCSグローバル・サービスは1月31日、ダイヤモンド生産に関するサステナビリティ規格の原案を発表した。今後、幅広いステークホルダーを招待し、正式版の策定を進める。
今回の規格「SCS 007 WD1: Sustainably Produced Diamonds」は、天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドの双方を対象。規格を定めた後は、第三者認証を取得できるようにしていく。
今回策定された同スタンダードの原案は、ESGに加え、ダイヤモンド特有の基準も盛り込んだ。
- 最新のテスト技術を活用し、原産地から消費者までをトラッキング。「紛争鉱物フリー」ダイヤモンド保証を強化する。
- ライフサイクルアセスメントに基づくパフォーマンス指向「持続可能性評価」を導入し、ダイヤモンド生産者のインパクトを業界平均より大幅に削減。ネットインパクトゼロへの移行を可能にする。
- 気温変動緩和のための最新の国際環境会計プロトコルに則り、ダイヤモンド生産者向けのカーボン・ニュートラル・ベンチマークを策定する。
認証手数料の一部は、技術サポートとともに、小規模ダイヤモンド生産者の支援に使われ、同セクター内全体へメリットが還元される予定。
【参照ページ】Diamond Industry Stakeholders Gather to Discuss a Unified Standard for Sustainably Produced Diamonds
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