サステナビリティ報告国際ガイドライン策定GRIは2月4日、農業及び漁業セクターを対象としたセクタースタンダードの策定プログラムを発表した。GRIの基準策定機関GSSBが担当する。3月4日まで策定機関の応募を募る。
GSSBは、2019年にセクタープログラムを開始。特に農業と漁業は、気候変動、生物多様性、人権などの分野に大きな経済的、環境的、社会的影響があるため、優先度が高いとしている。セクタープログラムでは、すでに石炭・石油・ガスセクターでの策定作業が開始されており、農業・漁業は2番目のプロジェクト。
農業・漁業では、経済協力開発機構(OECD)や国連、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)等の国際機関が、環境、経済、社会への広範な影響について報告している。同ワーキンググループでは、バリューチェーン全体を対象とし、透明性の高い持続可能な開発を実現するための手法を模索する。
GRIスタンダードは、全セクター共通のスタンダートとして策定されてきたが、セクター別のマテリアリティを特定してきたSASBの成功を背景に、GRIもセクタースタンダードの策定に乗り出している。
【参照ページ】Creating a sustainability standard for agriculture and fishing
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら