フランス投資運用大手アクサ・インベストメント・マネージャーズ、BNPパリバ・アセット・マネジメント、Mirova、Sycomore Asset Managementの4社は1月28日、投資が生物多様性に与える影響を評価するためのツール開発イニシアチブを発足。ESGデータプロバイダーを念頭に、開発パートナーの募集を開始した。
今回のアクションでは、政府、投資家、市民の間で、生物多様性の定量測定に関する関心が高まっていると指摘。気候変動との分野と同様に、投資ポートフォリオの生物多様性インパクトを測定する必要性が高まっていると背景を語った。
ツール開発パートナー募集では、8つの原則要件を提示した。
- インパクト評価:実体のある評価メソドロジー
- ライフサイクル・アプローチ:製品利用のバリューチェーン全体の評価
- セクター評価:各セクターに則した評価手法
- 利便性:情報開示やコミュニケーション等多様なシーンでの使いやすさ
- 柔軟性と透明性:既存の様々なタクソノミーとの整合性
- 統合とコミュニケーション:インデックスに連関するポートフォリオ単位でのパフォーマンス測定
- 適用スコープ:上場株式や債券を対象。可能な限り、非上場株式、債券ファンド、インフラ、不動産でも活用可能なものに
- 財務マテリアリティ:物理的インパクトに加え生物多様性課題へのエクスポージャーも評価
応募締切は3月31日。
【参照ページ】AXA IM, BNP Paribas AM, Sycomore AM and Mirova launch joint initiative to develop pioneering tool for measuring investment impact on biodiversity.
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