英競争・市場庁(CMA)は1月8日、米フェイスブックと米eBayが、Eコマースでの偽レビュー情報問題に対応することで合意した発表した。CMAは、偽レビュー情報は、消費者にとって大きな損害を与えると判断し、両者に対し対策に乗り出すことを求めていた。
英国では、偽情報や誤解を与えるレビューを書き込むことは、消費者保護法により禁止されている。CMAは、プラットフォーマーには、偽レビューの書き込み依頼の売買を防止する義務があると位置づけている。これに対応するため2019年夏、フェイスブックは188のフェイスブックグループと24の個人アカウントを停止。eBayも140アカウントを永久禁止とした。
今回フェイスブックとeBayは、さらに対策を強化することを示すCMAの文書に署名した。フェイスブックは、違法レビューを検知し削除するためのシステムを開発。eBayは、違法レビューの売買取引を検知し出品をブロックする機能を導入する。また最近では、インスタグラムでもレビュー売買が行われていることがわかってきたため、CMAは同サービス提供者のフェイスブックに通知。フェイスブックは調査をコミットすると回答したため、CMAは対応状況を注視していく。
【参照ページ】Facebook and eBay pledge to combat trading in fake reviews
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