風力発電機世界大手デンマークのヴェスタスは1月6日、2020年までに55%、2030年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を実現すると発表した。同目標は、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)則り策定。カーボンオフセットを活用せずに事業活動からの排出量ゼロを目指す。
同社は、風力発電機大手として、風力発電108GWの導入に貢献してきた。この量は、石炭7,000万tの燃焼に相当し、二酸化炭素を約1.7億t削減した換算になる。しかし今回、自社事業そのものをカーボンニュートラルにしていくことを正式に定めた。
同社は2013年から、工場とオフィスでの使用電力をから100%再生可能エネルギーに転換されている。それに加え、今回の目標では、社用車を電気自動車に切り替え、最終的には輸送関連の二酸化炭素排出量をゼロにすることを決めた。
さらに、同社はサプライヤーとの協働も模索。2030年までに、サプライチェーン上の二酸化炭素排出量を発電量1MWhあたり45%削減していく。再生可能エネルギーセクターの継続的な成長に向け、 二酸化炭素排出量削減に取り組むサプライヤーへの協働を呼びかけた。
【参照ページ】Vestas to become carbon-neutral by 2030
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