Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【アメリカ】アルファベット、租税回避「ダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチ」を止めたと発表

 米グーグル親会社のアルファベットは1月1日、租税回避策として知られる「ダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチ」手法を今後活用しないと発表した。

 ダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチは、アイルランド法人を2つ、オランダ法人を1つ、英領バミューダ諸島法人を挟み、事業収入を「ライセンス」という知的財産権の形で巧みに各法人で売上を立てることで、各国の税法をくぐり抜け、米国で課税される法人税を大幅に下げる戦略。米アップルが1980年代に編み出したと言われており、グーグルも長年、この戦略により法人税を極限まで抑えていた。

 これまで法人税を課税できずにいた米内国歳入庁(IRS)は2017年、米国の税法を改正し、2020年末までに「ダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチ」をしていても法人税を課税できる対策を打っていた。今回のアルファベットの動きは、これを見据えたものと考えられている。英紙ロイターによると、アルファベットは2017年、オランダ法人経由でバミューダ諸島諸島法人に199億ユーロ(約2.2兆円)、2018年には218億米ユーロ(約2.6兆円)の利益を移転していたという。

 グーグルは2019年12月、日本でも法人税を支払う方針に切り替えたと発表している。

【参考】【日本】グーグルとフェイスブック、広告売上を日本法人に計上する方針に転換。アマゾンに続く(2019年12月27日)

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。