日本取引所グループ(JPX)の東京証券取引所は12月25日、同所の「東証上場会社情報サービス」で、サステナビリティレポート等のESGに関する報告書の掲載を開始すると発表した。掲載は任意。12月25日で100社から提出を受けているという。
【参考】【日本】日本取引所グループ、持続可能な証券取引所(SSE)イニシアチブへ加盟決定。世界67番目と遅い(2017年12月2日)
東京証券取引所は、今回ESG関連の報告書を掲載することとした背景について、「中長期的な視点で企業価値を評価する際に、事業活動の持続可能性(サステナビリティ)に関する課題への対応状況が、幅広い機関投資家に注目されるところとなり、また、上場会社においても、株主を含むステークホルダーへの説明責任を発揮する観点から、ESG(環境、社会、ガバナンス)の要素を含む情報の積極的な開示の取組が進められている」と説明した。
日本取引所グループは2017年12月、「持続可能な証券取引所(SSE)イニシアチブ」へ加盟。同イニシアチブでは、ESG報告ガイダンスの策定、ESGインデックスの設定、証券取引所としてのESGレポートの発行等を推奨している。ESGインデックスでは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスと共同で、環境インデックスを設定しているが、ESG報告ガイダンスの設定等はまだ発表がない。
【参照ページ】ESG情報を含む任意の開示資料の「東証上場会社情報サービス」への掲載について
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