年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は12月6日、欧州評議会開発銀行(CEB)のソーシャルボンドへの投資機会を、GPIFが運用を委託する運用会社に新たに提案していくと発表した。
CEBは、「ソーシャル・インクルージョン・ボンド」というラベルで、ソーシャルボンドを発行している。資金使途は、中小企業支援ローン、低価格住宅、教育・職業訓練の3つ。
GPIFは、ポートフォリオのカーボンフットプリント削減や、パリ協定整合性を高めるため、グリーンボンドへの投資を増やしている。但し、GPIFは、自家運用が禁止されているため、委託先の運用会社にグリーンボンドへの投資を促すという手段をとっている。同様にソーシャルボンドへの投資も、ESGインテグレーションの手法の一つと説明している。
すでに、世界銀行、欧州投資銀行、アジア開発銀行、北欧投資銀行(NIB)、欧州復興開発銀行(EBRD)、イスラム開発銀行が発行するグリーンボンドやソーシャルボンドの購入促進も行っている。GPIFは、グリーンボンド資産インデックスでの運用を早くて2020年度から開始するという報道も出ている。
【参照ページ】ソーシャルボンドに関する欧州評議会開発銀行との取り組みについて
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