国際標準化機構(ISO)は12月13日、世界初となるレジリエントシティの国際規格「ISO37123(サステナブル都市・コミュニティ-レジリエント都市指標)」をリリースした。
今回発表のISO37123は、災害リスクの低減に向けた第3回国連防災世界会議で合意された協定「仙台防災枠組2015-2030」に従い、国連防災機関(UNDRR)と協働し、ISO技術委員会「ISO/TC 268」が策定した。事務局はフランスのISOメンバーのフランス規格協会 (AFNOR)が務めた。同規格は、UNDRRの「災害に強い都市の構築」キュンペーンにも資するものとなる。
【参考】【国際】ISO、持続可能な都市とコミュニティ評価指標ガイドライン規格「ISO37120」改訂(2018年7月12日)
同規格は、持続可能な都市とコミュニティ評価指標ガイドライン規格「ISO37120(サステナブル都市・コミュニティ-都市サービスと生活の質指標)」および「ISO37101(持続可能な発展のためのマネジメントシステム-要求事項と利用ガイダンス)」の補助規格。ISO37101ではカバーしきれなかった、レジリエンスの指標をISO37123が補完している。
急速な人口増加と都市化が進む中、不測の事態に耐え得るレジリエンスの確保は、都市の重要な要素。同規格は、都市の「リスク」「脆弱性」「強み」の理解を促進し、都市のレジリエンスを向上を支援する。
【参照ページ】BUILDING RESILIENT CITIES WITH NEW INTERNATIONAL STANDARD
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら