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【ドイツ】政府とパラメトリックス大手、途上国向け災害・気候変動リスク移転基金設立。ハノーバー再保険も参画

 発展途上国向けパラメトリック保険大手のグローバル・パラメトリックスとドイツ連邦経済協力開発省(BMZ)は12月9日、ドイツ復興金融公庫(KfW)及びハノーバー再保険と協働で、自然災害リスク移転ファンド「自然災害基金(NDF)ドイツ」を設立すると発表した。

 NDFドイツに対しては、BMZが2,500万ユーロ(30億円)を出資し、発展途上国の大災害や気候変動に対するリスク移転(保険)商品に投資する。ハノーバー再保険は、5,000万ユーロ(約60億円)のリスクキャパシティ(再保険引受上限額)を提供する。

 また、グローバル・パラメトリックスは、KfWのInsuResilience Investment Fundと英国際開発省(DFID)が、シード出資する形で、2016年に発足。2018年1月には、英国際開発省(DFID)から2,500万ポンドの出資を受けた「自然災害ファンド(NDF)英国」を発足しており、これら2つのNDFはパートナーシップを締結する。NDFの資産運用は、英Mirabella Financial Serviceの投資部門がグローバル・マラメトリックスの投資運用を担う形で行っている。

 パラメトリック保険は、事前に設定された一定条件を満たした場合に、申請せずとも自動的に支払われるタイプの保険。気候変動により、経済及び人命へのリスクが高まり、国家財政への懸念が増大する中、パラメトリック保険が大きく注目されている。今回ハノーバー再保険が参画した先例を築いたことで、民間金融機関がパラメトリック保険分野へファイナンスする可能性が拓けてきた。

【参照ページ】Germany, Global Parametrics and Hannover Re announce the launch of a new impact fund, the Natural Disaster Fund (NDF) Deutschland

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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