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【日本】イオン、製品容器再利用「Loop」参加。食品廃棄物半減10x20x30では食品大手21社と協働

 イオンは12月6日、製品容器を回収し再利用に取り組む国際プロジェクト「Loop」のアクションに参加すると発表した。メーカー各社から自主参画を募り、消費財や食品など、リユース容器を利用した商品の先行販売および使用後の容器回収を開始する。

 Loopは、食品、消費財、小売、物流等のグローバル企業が中心となり、1月に構想を発表。家庭用の使用済みプラスチック容器を回収し、洗浄・再利用するプロジェクトとして、最終的にリサイクル・再利用推進大手テラサイクルが秋から運営している。製品をそのまま再利用する取組は、他のリサイクル手法よりも環境負荷が少ないことが多く、サーキュラーエコノミーの中で最も優先順位が高い分野と言える。

 構想時から、ユニリーバ、ネスレ、ダノン、P&G、ペプシコ、コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCE)、モンデリーズ・インターナショナル、ハーゲンダッツ、クロロックス、ザ・ボディショップ、カルフール、テスコ、UPS、スエズ・エンバイロメント等の食品・消費財大手企業が参画している。

【参考】【国際】グローバル大手、家庭プラスチックごみ回収ベンチャー企業設立。ユニリーバ、コカ・コーラ、カルフール等(2019年1月30日)

 Loopはすでに、米小売大手クローガーとウォルグリーンと連携し米ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルバニア、メリーランド、ワシントンDCで消費財世界大手米コルゲート・パルモリーブの製品で試験導入を開始。仏パリでもカルフールと連携し試験導入している。また、製品をオンライン販売し、販売した製品の廃棄容器を回収することまでを行うショッピングサイト「Loopstore」もリリース済み。

【参考】【アメリカ】コルゲート、家庭用廃プラ回収ジョイントベンチャー「LOOP」に参画(2019年5月22日)

 イオンは、2020年秋から、東京都の「イオン」「イオンスタイル」で、自主参画メーカーの再利用容器活用製品の先行販売を開始。2021年から順次、本州、四国の約400店舗への拡大を目指す。Loop商品の取り扱いができる日本国内の小売業はイオンのみとなる。

 またイオンは12月11日、食品廃棄物削減の国際イニシアチブ「10x20x30」の日本プロジェクトを、日本の食品メーカー等21社とともに開始すると発表した。10x20x30は、国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)が9月に発足。小売世界大手10社が、各社の主要サプライヤー20社とともに2030年までに食品廃棄物を50%削減するアクション。イオンは、発足時から加盟していた。

【参考】【国際】食品大手10社、2030年食品ロスと廃棄半減目指すイニシアチブ「10x20x30」発足。イオンも加盟(2019年9月26日)

 今回、イオンの呼びかけで10x20x30に参画する企業は、味の素、イオンアグリ創造、イオンフードサプライ、伊藤園、イトウフレッシュサラダ、加藤産業、キッコーマン食品、キユーピー、キリンホールディングス、サントリーホールディングス、敷島製パン、ニチレイフーズ、日清食品、日清フーズ、日本水産、日本デリカフレッシュ、ひかり味噌、ベジテック、森永乳業、ロッテ、山崎製パン。

【参照ページ】国内小売業初!イオンは持続可能なリユース容器商品の買物の仕組み「Loop」に参画(2019年12月6日)
【参照ページ】「10x20x30食品廃棄物削減イニシアティブ」の日本プロジェクト始動!

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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