サステナビリティ報告国際ガイドライン策定GRIは12月5日、GRIスタンダードで、「税」に関する新たなスタンダードを決定し、発表した。案を2018年12月に発表し、3月までパブリックコメントを募集。今回、最終的に「GRI 207:税」として新規設定した。
【参考】【国際】GRI、「税と政府支払」に関するGRIスタンダード案公表。パブコメ募集(2018年12月17日)
「GRI 207:税」は、マネジメントに関する3項目と、情報開示に関する1項目の合計4項目で構成。マネジメント項目は、「税務戦略やアプローチ、税戦略の最高監督機関」「税戦略・アプローチに基づくガバナンス・リスクマネジメント」「ステークホルダー・エンゲージメント」の3つ。情報開示に関するものは、連結決算対象法人の該当法域と法域毎の企業情報、法域毎の売上、利益、納税額等が盛り込まれた。
GRIによると、法域(国)毎の利益及び納税額の開示を定めたスタンダードは、今回が初という。税源移譲・利益移転(BEPS)リスクをステークホルダーに積極的に開示することが期待される。
【参照ページ】First global standard for tax transparency
【スタンダード】GRI 207
【パンフレット】GRI 207: TAX 2019
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