ESG評価大手仏Vigeo Eirisは12月2日、同社のESG評価メソドロジーと米SASBスタンダードとの比較マッピングを実施。多くの対象業種や項目で一致が見られた結果となった。但し、SASBスタンダードではマテリアリティと認識されている一方、Vigeo Eirisの評価メソドロジーでは考慮していない項目も見つかった。
Vigeo Eirisは、自らの手法について、幅広いステークホルダーの観点からマテリアリティを特定しているのに対し、SASBスタンダードは、投資家観点でのマテリアリティを特定していると前置きを置いた。しかし、それでも両者のマテリアリティは、業種レベルでは、多少単語表現は違えどもほぼ一致。SASBスタンダードでマテリアルとされていたものは、Vigeo Eirisでも概ね中から高のウエイトが付与されていた。但し、40業種のうち8業種では、SASBがマテリアルとしたものが、Vigeo Eirisの評価手法には入っていない項目があった。
Vigeo Eirisは、今後SASBスタンダードを考慮し、同社のESG評価メソドロジーを変更する考えを示した。
【参考】【国際】ムーディーズ、Vigeo EIRISを買収。株式過半数取得。業界再編進む(2019年4月16日)
【参照ページ】Vigeo Eiris compares its ESG criteria and sector frameworks to those of SASB
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