家具世界大手スウェーデンのイケアは11月27日、サプライヤーの再生可能エネルギーへの切替と、緑化活性による大気中の二酸化炭素固定の2つに対し2億ユーロ(約240億ユーロ)投資することを決定したと発表した。事業をすればするほど大気中の二酸化炭素濃度が下がる「気候ポジティブ」に向けた変革を加速する。
イケアは、2030年までに製品製造サプライチェーン全体での二酸化炭素排出量をゼロにする目標を掲げている。そのため、サプライヤーの電力、熱、冷却を含めたエネルギーを全て再生可能エネルギーに切り替えることを支援する。
緑化強化は、同社主力商品の家具材料である木材に着目したアクション。同社は従来から、森林マネジメントを強く意識してきたが、今回、規模を拡大し、インパクトを最大化するため、外部機関との連携を強化する。緑化強化は、具体的には、森林再生、劣化森林の保全、森林マネジメントの改善の3つで構成。二酸化炭素排出で新たに注目が集まる土地利用変化(LUC)の考慮や、森林破壊行為との闘いにも言及した。森林破壊を止めることができれば、二酸化炭素排出量を大幅に削減することができる。
【参照ページ】IKEA invests 200 million euros to speed up action to become climate positive by 2030
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