国際オリンピック委員会(IOC)とAirbnbは11月18日、2028年までのパートナーシップを締結した。開催地宿泊施設に関する基準を共同で策定し、IOCがオリンピック・ムーブメントの一つ掲げる「サステナビリティ」を協働推進する。
ICOは、サステナビリティとして、「経済的エンパワーメント」「社会的インクルージョン」「環境サステナビリティ」の3つを掲げている。Airbnbとのパートナーシップでは、オリンピック開催のコスト削減、新規宿泊施設建設の最小化、開催地地域社会への直接的な収入貢献を追求する。また、同社は、国際パラリンピック委員会(IPC)とも協働し、障がい者向けの宿泊施設確保も推進する。同パートナーシップが9年間で確保する民泊施設は合計数十万室となる見込み。
加えて、IOCとAirbnbは、オリンピック選手との体験マッチングサービス「Airbnb Olympian Experiences」も2020年前半に共同でリリースする。同サービスは、スポーツ選手の収入増を目指し、スポーツ選手との練習への参加機会を有料販売するもの。IOCは、選手向けのウェブサイト「IOC Athlete365」を通じて、参加を呼びかける。
他にもIOCは、オリンピック及びパラリンピックでの大会や練習での選手滞在用に、Airbnbから2,800万米ドル(約30億円)相当の部屋を確保する。また、Airbnbは、世界中の難民用の宿泊施設支援でも、IOCに協力する。
Airbnbは、2016年のリオ・オリンピック、2018年の平昌オリンピックでも、IOCの国内スポンサーとなっていた。今回、ワールドワイド・オリンピック・パートナーになることも決まった。
【参照ページ】IOC AND AIRBNB ANNOUNCE MAJOR GLOBAL OLYMPIC PARTNERSHIP
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