投資運用世界大手米ブラックロックは11月14日、蘭a.s.r.と協働で、ESG型ハイイールド債ETF(上場投資信託)を2本設定した。投資対象は、信用格付BB以上のジャンク社債。欧州で同種のETFは初。
今回設定したのは、ユーロ建ての「iShares € High Yield Corp Bond ESG UCITS ETF(EHYD)」と、同ファンドの米ドル建て型「iShares $ High Yield Corp Bond ESG UCITS ETF(DHYD)」の2本。各々、「Bloomberg Barclays MSCI Euro Corporate High Yield Sustainable BB+ SRI Bond Index」と「Bloomberg Barclays MSCI US Corporate High Yield Sustainable BB+ SRI Bond Index」をベンチマークする。同ETFの信託報酬は0.5%で、ベンチマークと同等を実現した。
今回設定のファンドは、ESG基準での銘柄スクリーニングを行っている。まず、アルコール、たばこ、ギャンブル、アダルト、遺伝子組換え作物(GMO)、原子力発電、民間武器、軍事兵器に関連する発行体を除外。また、一般炭(石炭)採掘、石炭火力発電、オイルサンドからの売上が5%以上の企業も除外する。また、MSCIのESGスコアで「コントラバーシー」評価が1未満の「Red」企業も除外する。
同社は、債券ETFの資産額が2024年までにグローバルで2倍、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域のESG型ETFに限っても500億米ドル規模になると見立てている。
【参照ページ】iShares € High Yield Corp Bond ESG UCITS ETF
【参照ページ】iShares $ High Yield Corp Bond ESG UCITS ETF
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