米アップルは11月7日、欧州市場でグリーンボンドを、企業発行体で欧州史上一回の発行額が最大となる20億ユーロ(約2,400億円)発行した。同社は2016年に15億米ドル、2017年に10億米ドルのグリーンボンドを発行しており、大ロットの発行で知られる。
今回アップルは、6年債と12年債の2種類をそれぞれ10億ユーロずつ発行する。6年債は、ゼロクーポン債で、利回りは0.32%。12年債は、クーポン0.5%で、利回りは0.565%。各々、ミッドスワップからのスプレッドは、15bpと30bp。双方ともナスダックの債券市場に上場する。
資金使途は、製品の低炭素設計やエンジニアリング、省エネ、再生可能エネルギー、その他の二酸化炭素排出量緩和、植林等の炭素隔離の5分野を挙げた。セカンドオピニオンは、Sustainalytics(サステイナリティクス)。アップルは、製品の省エネ、製造工程での再生可能エネルギー活用、紙・パルプのサステナビリティ調達、サーキュラーエコノミー化等、複数の環境アクションを進めている。
ブックランナーは、ゴールドマン・サックス、バークレイズ銀行、BNPパリバ、JPモルガン・セキュリティーズ、シティグループ・グローバル・マーケッツ、ドイツ銀行ロンドン支店、HSBC銀行、メリルリンチ・インターナショナル。
【参照ページ】APPLE INC. FINAL PRICING TERM SHEET
【参照ページ】Second-Party Opinion
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