アパレル世界大手米ティンバーランドは10月25日、リジェネラティブ放牧導入牧場からの皮革調達を拡大するため、米Other Half Processingとパートナーシップを締結した。同社は5月、リジェネラティブ放牧の実証研究をスタートすると発表していた。ティンバーランドは、VFコーポレーションの子会社。
【参考】【アメリカ】ティンバーランドとラングラー、リジェネラティブ放牧の実証研究スタート(2019年5月15日)
リジェネラティブ大規模放牧とは、土壌の栄養状況や多様性、生物多様性、水循環、生態系、生物作用による炭素隔離、気候変動への耐性を考慮し、農場での自然循環を尊重した大規模放牧方式。製品の品質や土壌の栄養状況を向上でき、旱魃や豪雨にも強くなるという。ティンバーランドは、草食動物の革を製品に用いている。
Other Half Processingは、牧場と契約し、オーガニック牧場やリジェネラティブ牧場を推進している企業。ティンバーランドは、Other Half Processingと組むことで、製品のトレーサビリティを向上できると判断した。
ティンバーランドは9月、2025年までに世界中に5,000万本植林するという新しいコミットメントも発表している。
【参考】【アメリカ】ティンバーランド、2025年までに5000万本植林。アウトドア用品メーカーとしての重要性(2019年9月10日)
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