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【国際】エレン・マッカーサー財団とUNEP、海洋プラ対応イニシアチブ「Global Commitment」初年次報告書発行

 サーキュラーエコノミー推進の英エレン・マッカーサー財団と国連環境計画(UNEP)は10月23日、2018年10月に発足した企業・政府の海洋プラスチック対応イニシアチブ「New Plastics Economy Global Commitment」の初の年次報告書を発行した。

【参考】【国際】プラスチック対応の国際イニシアチブ「Global Commitment」初の報告書発表。日本企業の署名1社のみ(2019年3月17日)

 現在同イニシアチブに加盟する企業、政府、NGO等は400機関を超える。加盟しているプラスチック包装・容器メーカーの生産量合計は、世界全体の20%を占める。現在の署名企業は、コカ・コーラ・カンパニー、ペプシコ、ディアジオ、ネスレ、ダノン、マース、ケロッグ、ロレアル、ユニリーバ、コルゲート・パーモリーブ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、SCジョンソン、レキットベンキーザー、アップル、HP、フィリップス、シュナイダーエレクトリック、ヘンケル、ヴェオリア、ウォルマート、ターゲット、マークス&スペンサー、カルフール、バーバリー、インディテックス(ZARA運営)、H&Mグループ、マン・グループ等。

 加盟している企業は、2025年までに再生プラスチック素材の使用量を5倍以上に拡大することを進めており、実現すると毎年2,500万米バレルの原油消費量も削減することができる。すでにユニリーバ、マース、ペプシコ等は2025年までにバージン・プラスチックを大幅削減することを決めた。

 また同イニシアチブでは、加盟企業に対し、2025年までに全てのプラスチック包装・容器を再利用、リサイクルまたは堆肥化可能な素材に切り替えるよう要求しているが、すでに加盟企業の約60%が達成した。

 加盟している政府機関に対しては、プラスチック製品メーカーへの拡大製造者責任(EPR)制度やプラスチック製品の使用禁止、助成金等の導入を求めている。英国、フランス、ルワンダや、ブラジル・サンパウロ市、米オースティン市等が多数、同イニシアチブに加盟した。

 日本企業で参加しているのは、フタムラ化学のみ。

【参照ページ】First annual New Plastics Economy Global Commitment progress report published

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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