年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は10月18日、9月に発表した「インデックス・ポスティング」制度について、一部先行受付を開始すると発表した。2020年度中に全面実施を予定している。
【参考】【日本】GPIF、ESGインデックスで「インデックス・ポスティング」制度を先行導入。常時アイデア受付(2019年9月13日)
今回先行実施を発表したインデックスは、全部で3つ。全てESGインデックスの分野。GPIFは、すでに国内株式を対象としたESGインデックスと、外国株式では環境分野のみを考慮したインデックスを採用しているが、今回、外国株式でのESGインデックスの拡充と、債券でのESGインデックスを急いで採用したい様子。
- 外国株ESG総合指数(ESGの要素を総合的に構成銘柄選定やウエイト付けに反映した指数など)
- 外国株ダイバーシティ指数(女性活躍等に関する要素を構成銘柄選定やウエイト付けに反映した指数など)
- 債券環境指数(国内債券と外国債券の双方で受け付け、いずれか一方の指数を提供)
債券環境指数については、「グリーンボンド指数」「環境の要素を構成銘柄選定やウエイト付けに反映した債券指数」や、両社のハイブリッド型を含む「その他」の3つを幅広く募集する。但し、国内債券と外国債券のインデックスを分けて運用するため、両者をまとめたグローバル債券指数は受け付けない。インデックス提案企業は、各募集分野毎に1指数のみ提案が可能。
2020年度中に全面実施する予定の「インデックス・ポスティング」では、時価総額型指数やスマートベータ指数等、ESG以外のインデックスも募集対象とする。
【参照ページ】インデックス・ポスティング
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