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【国際】KLMとマイクロソフト、航空機のバイオジェット燃料化で提携。CO2削減目指す

 航空世界大手KLMオランダ航空と米マイクロソフトは10月3日、航空機ジェット燃料を化石燃料からバイオ燃料にシフトしていくことで覚書を交わした。マイクロソフト従業員が、KLMオランダ航空もしくはデルタ航空の米国-オランダ間フライトを利用する場合、燃料分に相当するバイオ燃料をマイクロソフトが購入する。マイクロソフトは、従業員出張でのフライトを形式的にバイオ燃料に切り替えることで、KLMオランダ航空に対し、バイオ燃料活用のインセンティブを与える。

 KLMオランダ航空は5月27日、オランダ持続可能なジェット燃料開発SkyNRGから年間75,000tを10年間調達する契約を結んだと発表。全社で、「KLM Corporate BioFuel Program」を展開中。同社のバイオ燃料活用は、2009年から試験運用が始まり、2011年から一部フライトで導入を開始。2019年現在は、ロサンゼルス-アムステルダム間のフライトは、SkyNRGのバイオ燃料を用いたものとなっている。

【参考】【オランダ】KLM、SkyNRGから年間75,000tの持続可能なジェット燃料調達。CO2削減へ(2019年5月30日)

 KLMオランダ航空によると、化石燃料ジェット燃料からバイオジェット燃料に切り替えることで、二酸化炭素排出量の80%を削減できる。また同社は、バイオジェット燃料に使用される原料のサステナビリティにも配慮。原料は、SkyNRGからのみ購入しており、SkyNRGは、生物多様性と食糧生産に悪影響を与えない形で原料を生産。それを証明するため、SkyNRGは、スイスの国際イニシアチブ「持続可能なバイオ原料円卓会議(RSB)」から認証を得ている。

【参照ページ】KLM and Microsoft join forces to advance sustainable air travel

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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