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【イタリア】ゼネラリ保険、欧州保険会社初のグリーンボンド発行。890億円。使途は投資運用

 イタリア保険大手ゼネラリ保険は9月23日、欧州保険会社初のグリーンボンドを7.5億米ユーロ(約890億円)発行すると発表した。年限11年。金利2.124%。セカンドオピニオンはSustainalytics(サステイナリティクス)。ルクセンブルク証券取引所とルクセンブルク・グリーン取引所(LGX)に上場した。

 ゼネラリ保険は、同時に3つの既発劣後債の繰上償還買付を実施しており、償還額は全発行額25.6億ユーロの59.1%、15億ヨーロに達した。今回のグリーンボンドは、そのリファイナンスとしても充当される。グリーンボンドの資金使途は、債券及び株主の投資運用資金。今回同社として「グリーンボンド・フレームワーク」を策定し、化石燃料エネルギー、原子力発電、20MW以上の大型水力発電、ギャンブル、たばこ、アルコール、武器は使途として明確に除外。一方、適格性のある投資対象として、高格付のグリーンビルディング、再生可能エネルギー、省エネ、クリーン輸送、持続可能な水マネジメント、リサイクル・再利用・廃棄物マネジメントの6つを挙げた。債券としては、バーゼルⅢ適格Tier2(新型劣後債)の性格を有する。

 今回のグリーンボンドに対しては、発行額の3.6倍となる27億ユーロの注文が入った。最終条件決定した同債券は、同社がこれまで発行してきた劣後債の中で最も金利を低く抑えることができたという。 

 今回のグリーンボンド・アレンジャーは、クレディ・アグリコルとソシエテ・ジェネラル。共同主幹事は、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)、クレディ・アグリコル、ドイツ銀行、JPモルガン・セキュリティーズ、Mediobanca、メリルリンチ・インターナショナル、モルガン・スタンレー・インターナショナル、ソシエテ・ジェネラル。

【参照ページ】GENERALI SUCCESSFULLY CONCLUDES THE BUYBACK OF ITS SUBORDINATED BONDS CALLABLE IN 2022 AND THE PLACEMENT OF ITS FIRST GREEN BOND. THE GROUP REDUCES ITS DEBT BY APPROX. € 250 MILLION.

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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