欧州飲料大手コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCEP)は9月19日、西欧での飲料商品輸送において、パック販売用の梱包素材を収縮プラスチックから紙に切り替えると発表した。年間使い捨てプラスチックを4,000t削減できる。
使用してきた収縮プラスチック素材は、他のプラスチックよりリサイクルしづらく、また西欧の多くの地域では回収スキームがないことから、埋立廃棄処分となってしまっている。
今回新たに切り替える紙は、森林サステナビリティ認証のFSC認証またはPEFC認証を取得しているものを原料とし、100%リサイクル可能な素材にする。梱包輸送に適した紙製梱包を開発するためR&D部門が研究開発を行った。
同社は、2025年までに容器・包装を100%リサイクル可能もしくは再利用可能なものに切り替える目標を設定している。6月には、飲料ブランド「Honest」「GLACÉAU Smartwater」「Chaudfontaine」の容器を、100%再生プラスチック(rPET)を用いたものに切り替えている。これにより年間9,000tのバージン・プラスチック使用量削減効果がある。
コカ・コーラは、世界全体でペットボトル素材の50%を再生ペットボトルにする目標を掲げている。
【参照ページ】Coca-Cola European Partners to remove 4,000 tonnes of single-use plastic by swapping shrink wrap for cardboard in Western Europe
【画像】CCEP
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