デンマーク国営電力オーステッドは9月19日、米メリーランド州と米ニュージャージ州で計画中の洋上風力発電所にGEリニューアブル・エナジーが開発した世界最大12MWの風力発電タービンを採用を内定したと発表した。優先タービンサプライヤーに選定した。
今回採用を予定しているのは、メリーランド州の「スキップジャップ発電所(設備容量120MW)」とニュージャージー州の「オーシャン・ウィンド発電所(設備容量1,100MW)」。それぞれ2022年と2024年に運転開始を予定している。
風力発電タービンは、発電効率や発電量を上げるための大型化競争が進んでおり、現在は三菱重工業とデンマークのヴェスタスとの合弁会社「MHIヴェスタス」の9MWが最大級だったが、今回世界で初めてGEリニューアルブル・エナジー製12MWの採用が決まった。同機は、直径220mで、ブレードの長さは1枚107m。
米国は、欧州に比べ洋上風力発電の展開が遅く、今日数えるほどしかない。しかし、オーステッドによると、米東海岸では現在7州が洋上風力発電所建設計画を進めており、2035年には合計20GWが導入される予定。
【参照ページ】Ørsted to pioneer deployment of GE’s next generation offshore wind turbine
【参照ページ】The Coast With The Most: Two New U.S. Offshore Wind Farms Will Use The World’s Most Powerful Turbines
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