国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)は8月29日、2030年までに食品ロスや食品廃棄物を半減する国連の目標を達成するための新たな提言レポートを発表した。今日世界は毎年、13億tの食品ロスを発生させており、削減努力は出ているものも、全く不十分な状況にある。
今回のレポート作成は、WRAP、ロックフェラー財団、国連環境計画(UNEP)、世界銀行、天然資源防護協議会(NRDC)、アイオワ州立大学、メリーランド大学等も協力した。
同レポートは、世界の食糧生産のうち3分の1は廃棄されており、経済損失は9,400億米ドル、二酸化炭素排出量の8%を占めると指摘。一方、世界では9人に一人が栄養不足に苦しんでいると問題提起した。課題解決に向けては、まず、政府及び企業に対し、2030年までの半減目標と整合のせいのある目標設定と進捗確認を要請。また、農業事業者、加工業者、小売企業に対しては、各々削減するための事業ソリューションを例示した。
さらに、食品ロスや食品廃棄物削減を阻む10のポイントを整理。ボトルネックの解消に向け、政府と企業に対し介入ポイントを明記した。
【参照ページ】RELEASE: Leading Food Experts Issue Global Agenda to Halve Food Loss and Waste by 2030
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