英エネルギーデータ大手ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)は8月6日、2019年上期のグリーンボンド、グリーンローン、ソーシャルボンド等の発行状況を分析したレポートを発表した。前半だけで2017年レベルと同額にまで達し、通期では2018年を大幅に上回る見通しとなった。
今回の分析では、グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンド、グリーンローン、サステナビリティ連動ローンの5種類での合計発行額を算出。2017年1,990億米ドル(約21兆円)。2018年は、グリーンボンドは伸び悩んだが、その他4種類が大きく伸長し2,600億米ドル(約27.6兆円)。これに対し、2019年上期は、いずれも発行が堅調で1,840億米ドル(約19.5兆円)となった。BNEFは、通期では3,800億米ドル(約40兆円)になるとの見通しを示した。
地域別では、欧米での伸びが大きい。一方、アジア地域は伸び悩んでいる。サステナビリティ連動ローンは、2019年3月にLoan Market Association(LMA)とAsia Pacific Loan Market Association(APLMA)が「サステナビリティ連動ローン原則」を策定してから、市場での動きが活発化してきている。
【参照ページ】Sustainable Finance Market Outlook 2H 2019
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