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【アメリカ】ウォルマート、エルパソ銃乱射事件後に銃関連広告の店内掲載を停止。銃販売は継続

 米ニューメキシコ州・エルパソのウォルマート敷地内で8月3日、銃乱射事件が発生。22人が死亡し、24人が負傷。銃乱射事件での死亡者数は全米史上過去3番目となった。ニューメキシコ州は、銃携帯規制が非常に緩く、拳銃も長銃も屋外での携帯が合法。ウォルマートは同日、声明を出し、犠牲者、地域社会、従業員、目撃者に対し哀悼の意を表し、法令遵守に取り組むという短いコメントを発表した。

 その後ウォルマートは、店舗に対し、銃撃シューティング・ゲームの店内広告や、電化製品コーナーでのデモ映像のテレビ放映、スポーツコーナーでのハンティング映像放映を中止するよう指示した。背景には、ゲームの銃撃音を、実際の銃撃音と混同し恐怖してしまうことや、今回のものを含めた銃乱射事件での関係者の記憶を想起させてしまうことを防ぐ狙いがある。但し、銃乱射事件とゲームの関連性を指摘する声もあるが、関連性を否定する研究も数多くあり、今回の同社の指示の中には、その点は指摘されていない。

 一方、今回の事件後、ウォルマートに対し、同店舗での銃及び銃弾の販売を禁止するよう求める声が上がったが、同社はそれに対しては継続する意向。ウォルマートは、2015年に米コネティカット州で発生したサンディフック小学校銃乱射事件以降、全米で攻撃用ライフルの販売を禁止し、目下、拳銃の販売もアラスカ州以外では禁止している。しかしそれ以外のタイプや銃弾の販売は、販売合法州では続けている。

【参照ページ】Statement on El Paso Shooting

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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