エネルギー世界大手英BPと中国タクシー配車アプリ大手滴滴出行(DiDi)は8月1日、中国での電気自動車(EV)充電ステーションを建設するための合弁会社設立で合意した。中国は世界最大のEV市場。Didiプラットフォームでは、中国だけでEV60万台が稼働しており、ユーザーは5.5億人に上る。
今回の合弁会社が建設するEV充電ステーションは、DidiのEVタクシーだけでなく、それ以外のEVも対象とする。自動車のEVシフトが世界的に進む中、BPは、既存のガソリンスタンド事業から、EV充電ステーション事業へと軸足を移しつつある。今回の合弁は、EV充電機能以外にも、ステーションで提供するサービスラインナップを増やしていく計画。
両社はすでに、広州で共同実証実験を行っており、60kWから120kWの高速充電装置を10台配置。同施設も新合弁会社に移管される。
BPは中国でのEV市場への投資を加速。これ以外にも、中国新エネルギー車業界に特化したプライベートエクイティ蔚来資本(NIO Capital)のファンドや、EVドライバーやEV充電ステーション事業者向けのオンラインツール提供PowerShare(智能網連)にも投資している。
【参照ページ】BP and DiDi join forces to build electric vehicle charging network in China
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