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【日本】GPIF、業務方針改正。ファンド特性に応じた「ESGインテグレーション」を運用会社評価に導入

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は8月2日、資産の運用及び管理に関する具体的な方針「業務方針」を一部改正。委託先運用会社の総合評価の方法の中に、「ESGインテグレーション」を追加した。

 GPIFはすでに、委託先運用会社に対し「議決権行使・エンゲージメント」に対応する「スチュワードシップ責任」を評価の要件として導入していたが、今回の改正により、「ESGインテグレーション」を実施するファンド向けの評価手法として、投資先分析や投資意思決定の中にESG要素を盛り込む「ESGインテグレーション」も求めていくことを内部規定として確立した。

 具体的には、業務方針の「総合評価の方法」の中で定めていた「運用プロセス」を、「運用プロセス(ESGインテグレーションを含む。)」と明記。具体的な内容として、「投資方針と整合がとれた運用プロセスが構築されているか。付加価値の追求方法(パッシブ運用機関にあっては、総取引費用 の最小化等による収益の確保にも配慮しつつ、マネジャー・ベンチマークに追随する手法。アクティブ運用機関にあっては超過収益の追求方法。)が合理的であり、運用実績を伴い、有効と認められるか。運用リスクを客観的に認識しているか。資産の特性に応じて、与えられたマネジャー・ベンチマークからの乖離度の把握その他のリスク管理が適切に行われているか。ファンド特性に適したESGインテグレーション(ESGを投資分析及び投資決定に明示的かつ体系的に組み込むこと。)を実施しているか。 」と規定した。

【規定】業務方針

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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