信用格付世界大手米ムーディーズは7月30日、ロイヤル・ダッチ・シェルが進めるバイオ燃料や再生可能エネルギーへの移行について、短期的には信用格付には影響は与えないが、長期的にはプラスの材料となるとする報告書を発表した。同報告書は、ムーディーズ契約書のみ閲覧可能。
同報告書は、ロイヤル・ダッチ・シェルの事業移行は、今後5年間のキャッシュフローや利益には影響を与える可能性は低く、従来型の原油・ガスプロジェクトに投資対効果(ROI)は及ばないとした。しかし、その後、同社が進めるガス開発は、原油需要減少のクッションになると評価。さらに2040年以降に、原油・ガス事業からの利益が減少していく際に、脱化石燃料の再生可能エネルギー事業への投資が開花し、同社の事業を支えていくと分析した。
【参照ページ】Moody's - Shell’s proactive move into low-carbon energies is long-term credit positive
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